2012/10/08

STM32F4-Discoveryの開発環境構築 (EWARM)

ここの続きですが,今度は開発環境を構築します.


○○○○に怖いものなんてない!!: STM32F4-Discoveryを買いました.
http://kowaimononantenai.blogspot.jp/2012/10/stm32f4-discovery.html

ここで問題なのが,開発環境がいろいろあり,それぞれに一長一短があるらしいです.


  • 「MDK-ARM」

ARM純正の開発環境です.
ARM純正なので,今後STMシリーズではないARMを使う機会があっても同じ開発環境でも高い確率でつかえるとおもいます.
無料で使うとなると評価版になってしまうので,ビルドした後のファイルの容量が32Kバイト以上になるプログラムは使うことができません.

  • 「EWARM」

IAR Systems社が作った開発環境です.
この開発環境の売りはなんと言っても「日本語で使える」ということです.
また,この開発環境も「MDK-ARM」よりは確率が低いとしても,他のシリーズのARMでも使えるようです.
これも,無料で使うとなると評価版になってしまうので,ビルドした後のファイルの容量が32Kバイト以上になるプログラムは使うことができません.

  • 「TrueSTUDIO」

STM社が作った開発環境です.
この開発環境は無料でも「コードサイズの制限がない」というメリットがあります.
STM社が作ったものなので,STMシリーズ以外のARMでは使えないと思います.

自分的には他のARMでも使いたいので「TrueSTUDIO」以外,
また,日本語の使いやすさをとって
「EWARM」
にしました.

まず,IAR社のHPでDownloadのところにいきます.


Download evaluation software for embedded systems - IAR
http://www.iar.com/jp/Service-center/Downloads/


下の写真の様にプロセッサは「ARM」の「コードサイズ限定版」をクリックしてください.


初めてダウンロードするときはユーザ登録が必要になるのでユーザ登録をしてください.
登録すると「ライセンスNo」と「ライセンスキー」が表示されるので,それらをテキストエディタにコピーをして保存しておいてください.ダウンロードするときに使います.

ライセンスNoやライセンスキーが表示されたウィンドウの上の方にある「ソフトウェアダウンロード」の日本語版をクリックしてインストーラーをダウンロードしてください.

インストーラーを起動すると次のようなものが出てくるので赤いところをクリック.


すると,インストールが始まります.
やってみると結構時間がかかります.

インストールが終わったら,「リリースノートを読む」や「EWARMを起動する」のチェックマークははずしてください.



これで終わりですが,次はデバッガ用の「ST-Link」用のドライバを入れます.

EWARMをインストールするとドライバのインストーラも一緒にダウンロードされているので,デフォルトのインストール先の場合は
C:\Program Files (x86)\IAR Systems\Embedded Workbench 6.4 Kickstart\arm\drivers\ST-Link\ST-Link_V2_USBdriver.exe
です.
これをクリックするとインストールが始まります.
インストールが終わったらSTM32F4をPCにさします.

自分はここで自動的にドライバが当たるのかなと思いましたが,デバイスマネージャーを見てみるとあたっていません.
ここで,STM32F4の不明のドライバのところで「ドライバの再検索」をやり,ドライバを当てました.

次は,サンプルプログラムをダウンロードして実際に実行してみたいと思います.

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追記
この記事の続き

○○○○に怖いものなんてない!!: STM32F4-Discoveryでサンプルプログラムの実行
http://kowaimononantenai.blogspot.jp/2012/10/stm32f4-discovery_8.html


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